”RetroGameFun”より今回はこちらの『スーパーヴァリス 赤き月の乙女』
PCゲームとして人気を博した名作「ヴァリス」シリーズの四作目「ヴァリスⅣ」をSFCに移植したのが本作です。
美しいビジュアルと操作性、音楽、ストーリーどれもが一流の完成度。
現在では任天堂スウィッチオンラインにて配信されたタイトルを遊ぶことができます。
プレイ動画はYoutubeからご覧になれます。👇👇のリンクをクリック!
エディア(日本テレネット)から発売のSFC用ベルトアクションゲーム『スーパーヴァリス 赤き月の乙女』をどうぞ
【ゲーム概要】
1992年にスーパーファミコン(海外ではSNES)で発売されたこの『スーパーヴァリス 赤き月の乙女』
プレイヤーは女神となった前作の主人公優子の代わりにヴァリスソードを受け継いだ主人公のレナとなって、世界征服の野望を抱く魔幻衆の王ガルギアの軍勢と戦います。
ゲームは、同シリーズではおなじみのサイドビューを採用。攻撃、ダッシュ、ジャンプ、アイテムなどを駆使して戦います。本作からボンバー攻撃が可能となり、当時はアクションゲーム初のボンバー採用!というコピーで話題となりました。
ステージは全ぶで7つあり、選んだ難度によって敵の攻撃は変化するので何回も楽しむことができ、やりこみがいがあります。
オリジナルがPCエンジンということもあって、移植によってムービーなどは短縮しているもののビジュアルには定評があります。ゲームの難度もオリジナルより低いものとなっているのでアクションゲームファンならだれもが楽しめる作品に仕上がっています。
【作品評価】 ※個人的な評価です。
- ストーリー ★★★
- 面白さ ★★
- 難易度 ★★
- 操作性 ★★★
- 再現度 ー
- 総合評価 10点/12点中
ストーリーはシンプルで入り込みやすく良いです。前作までの流れを知っている方はさらに楽しめると思います。
面白さとしては申し分ないですが、SFCはアクションの名作が多いため、二つとしました。難易度はコンティニューも無限で簡単な方ですが、少しイラっとくるような理不尽攻撃もあります(笑)
操作性は良好です。とくに操作で苦労するような敵やボス、ステージなどはありません。
【ヴァリスシリーズの歴史】
せっかくなのでシリーズの歴史について調べてみました。
第一作『夢幻戦士ヴァリス』
1986年に日本テレネットから発売されたPC-8801mkⅡSR以降およびX1、MSX用の横スクロールアクションゲーム
開発をウルフチームが行い、プロデューサー・グラフィック・ディレクターは『アルバトロス』を手掛けた林浩樹、音楽は『反生命戦機アンドロギュヌス』(1987年)を手掛けた小川史生が担当
概要
パソコン雑誌『LOGiN』が主催した、各ゲームメーカーが製品以外のゲームソフトを作成して技術力とアイデアを競う企画「ゲームオリンピック」に参加するため、日本テレネット社内で秋篠雅弘ら有志により極秘に開発されていた『スケ番不良伝説』が元になっている。スクロール描画速度を確保するために、RGB3プレーンのうち2枚だけを使用する4色カラーのゲームだった。これが、社の幹部の知るところとなり、正規の製品として昇格して新たに開発を続けることになった。
こうしてできた作品が第1作の『夢幻戦士ヴァリス』である。8色フルカラーグラフィックによるスクロールを滑らかに実行するために、動作するのはハードウェアグラフィック処理が搭載されているPC8801mkIISR以降用に限定されていた。
ゲームの主人公である麻生優子のファンクラブが結成されるほど人気を集めたためシリーズ化され、多くの機種に移植された。デザイン画が事故によって失われたため、1作ごとにキャラクターデザインが異なっている。
1989年には優子のイメージガール「ミス優子」コンテストが開かれ、現在は女優として活動中の宮本裕子がグランプリとなり、杉山容子(現杉咲佳穂)が準グランプリを受賞。その他、のちに東京パフォーマンスドールのメンバーとなる穴井夕子、大野まりな(当時乙女塾松元裕美名義)がエントリーしていた。
ストーリー
極普通の女子高生だった優子は夢幻界・ヴァニティの女王ヴァリアによって「ヴァリスの戦士」に指名された。
優子の使命は、ヴェカンティの支配者・ログレスとその部下である4人のヴォーグを倒し、5個の「ファンタズム・ジュエリー」を取り戻して世界の均衡を守ること。
優子は戸惑いながらも戦いの中でヴァリスの力に目覚め、ログレスの野望を挫くために夢幻界を駆け抜ける。
(作品情報についてはWikipediaより引用)
【各用語の解説】
PC-8801mkⅡSR・・・1981年から日本電気(NEC)が販売していたパソコンシリーズ。当時はパソコン御三家(8bit御三家ともいう。NECのPC-8800、富士通のFM-7、シャープのX1など)
日本テレネット・・・1983年にパソコンゲームの製作を目的に設立された会社。8bitパソコン時代は大手メーカーとしてPCエンジンやメガドライブなどでソフトを発売していた。
ウルフ・チーム・・・かつて存在した日本のゲームソフト会社およびブランド。ナムコ・テイルズスタジオに吸収されて活動終了した。日本テレネット社内の開発チームを前身とする。